天地へ 祈り捧げし 大花火

富士山花火

冠雪の 高嶺に木霊し 冬花火。

舞台は冬の富士山。
込めた思いは「鎮魂」と「安寧」。

日常にある様々な不幸やわだかまりへの思いを鎮め、
昇華させ、日々の安寧へと導く。
地から天に向かって高く上がり、
宙空で花開く花火には、その思いを重ねています。

放たれた音は霊峰・富士から木霊となって環り、
そして打ち上げられた光は、天高く上がり、
思いが昇華するが如く、きらきらと美しく消えてゆく。

皆様の様々な思いを乗せて、花火は冬空へ、打ち上がります。

富士の霊峰に日本の安寧を | 有限会社 片貝煙火工業 代表取締役会長 本田 正憲

富士山花火

雄大な富士の裾野。
澄んだ空気、地面と空との境をなくした漆黒の大パノラマ、
その向こうにぼんやり見える富士山。
この地で、かくも美しく盛大に、
そして荘厳に、花火は上がります。
一発一発に花火師の思いが籠った大輪を通して、
天へ地へ、大いなるものへの感謝を込め、
そして、これからも続いていく平穏を祈りつつ、
生み出されるこの美しいひとときを、
あなたも共有しませんか。

ニュース

富士山花火実行委員会の公式サイトをリニューアルしました。

2025年9月3日 14:54

このたび、富士山花火実行委員会の公式サイトをリニューアルいたしました。
今回のリニューアルでは、これまでイベントごとに分散していた情報を整理し、「委員会としての理念や活動紹介」 と 「各イベントの最新情報」 を明確に分けることで、訪れる皆さまが目的に応じた情報へスムーズにアクセスできるようになりました。
この「委員会公式サイト」では、私たちの活動方針や地域・文化に関する取り組みを発信し、富士山花火のブランドと理念をより広く、継続的にお伝えしてまいります。
イベント詳細やスケジュール、アクセス情報、協賛募集のご案内などは、引き続き「イベント公式サイト」にて随時更新してまいります。
富士山花火実行委員会が2021-2025の4年間で開催した4つのイベント情報は、イベント専用サイトに集約しました。
今後とも、公式サイトのブックマークや各種SNSのフォローを通じて、「富士山花火」の歩みを共に見守り、応援いただけますと幸いです。

過去の開催

富士山を背景にした花火大会「富士山花火」は、日本のシンボルである富士山と、日本の伝統文化である花火を組み合わせたイベントとして、2021年12月18日に静岡県裾野市の遊園地ぐりんぱで初めて開催されました。
この花火大会は、花火師を支援し、花火文化を未来に繋ぐこと、季節を問わず花火を楽しめる新しいスタイルを提案すること、花火業界を盛り上げること、そしてコロナ禍で危機に瀕する観光事業を活性化させることを目的としています。

実行委員紹介

  • 「富士山花火」プロデューサー 畑 道纓

    「富士山花火」プロデューサー畑 道纓

    その昔、花火は神社の祭礼・ご神事の際、神様への「奉納」という形で打ち上げられていました。人々は花火に想いを託し、祈りを捧げていたのです。
    「奉納花火」は今も日本に僅かですが数カ所残っていて、「片貝煙火工業」の本拠地、新潟県小千谷市片貝町の浅原神社例大祭「片貝まつり」もその1つです。
    平和への祈り、大切な人に伝えたい想いや、故人へのメッセージが花火に込められており、個々人のメッセージが読み上げられた後、丁寧に打ち上げられて行きます。

    この片貝煙火工業の本田正憲会長から先日このようなお言葉を「富士山花火VSスピードウェイ2024」にいただきました。
    「富士の麓に平和への技術が舞う」

    職人の方々が代々、切磋琢磨し技術力を上げ芸術性も高めることで、途方もない年月をかけて進化させてきた花火。もちろん火薬で出来ているわけですが、それは「平和への技術」だったのです。
    本イベントが「平和への技術とは」ということを考えてみる1つのきっかけになればと願っています。
    富士山は古来より祈りの場でもありました。

    夜空に色とりどりの花を咲かせる花火の火薬のことを「星」と花火師さん達は呼びます。
    世界は広く、地上ではいろいろなことがありますが、宇宙から見るとそこには1つの美しい青い星。
    同じ夜空の花火=星を見上げながら世界中の人たちの願いや祈りに想いを馳せるこの瞬間、このひとときが、素晴らしい未来への一筋の光となりますように。

    皆様のご来場をお待ちしております。

  • 撮影DIRECTOR 写真家 瀬尾 浩司

    写真家
    撮影DIRECTOR
    瀬尾 浩司

    2024年 第2回 富士山花火 vs スピードウェイ 2024 寄稿

    僕にとって最初の花火は、両親に手を握られ連れてこられた川沿いの小さな花火大会だった。
    暗闇の中、花火が打ち上がる度に浮かび上がる両親の空を見上げる表情を今も覚えている。
    祈りの為の花火、祝いとしての花火、視覚芸術としての花火、人にはにはそれぞれの花火があっていいんだと思う。

    今回の「富士山花火 vs スピードウェイ 2024」では、初の取り組みとして
    会場内に能舞台を設営し、日本最古の流派である能楽シテ方金春流より、
    八十一世宗家・金春憲和氏の舞いと、日本を代表する煙火店『野村花火工業』、
    『片貝煙火工業』、そして『イケブン』との能×花火スペシャルコラボレーションを企画している。
    空気の澄んだオープンスペースだから味わえる花火を打ち上げる音と、火薬の匂い、
    まばゆい光の芸術をバックに繰り広げられる静謐な能の世界を是非LIVEで味わってもらいたい。

    また、昨年に引き続きスチール撮影チームとしては、
    SNSを中心に選抜した12名の花火写真のアマチュアカメラマンの方々に声をかけさせていただいている。
    花火写真は写真の世界でも特殊なジャンルで、アマチュアカメラマンたちの精魂込めた一枚一枚が消えゆく花火を蘇らせてくれる。皆さんにさまざまな場所から、最高の一瞬をカメラに焼き付けてもらえたらと考えています。

    Profile

    広島県福山市出身。京都精華大学デザイン科卒業後、日本を代表する写真家・植田正治に師事。2000年よりフリーの写真家として広告・ファッション・雑誌など様々な分野で活躍。東京都写真美術館、植田正治写真美術館、新津美術館、高松市美術館などでのワークショップを開催。銀塩写真を守る【ゼラチンシルバーセッション】への参加を通じ、銀塩写真の継承にも貢献。
    2017年、日本の伝統である華道・茶道・武道など様々なジャンルの家元を撮影した『Oiemoto』シリーズを制作。2019年、同シリーズはロンドンでの展示を皮切りにヨーロッパ・東京・アメリカ・カナダを巡回。2020年、コロナ禍で見た世界の新しいあり方を映し出した『BEYOND』の制作をスタート。2021年、宝生能楽堂にて『夜能 平家物語[清経] ×BEYOND PHOTO BY HIROSHI SEO』として写真×能のコラボレーション展覧会を開催し話題を呼ぶ。2023年には『OIEMOTO』シリーズがリトアニア・カウナスで開催されたEU JAPAN Festに招聘され、日本の伝統芸術と海外のアートとの架け橋となる一翼を担った。今回のイベントでは、スチール撮影ディレクションを始め、能楽最古の歴史を有する金春流の八十一世家元・金春憲和氏と花火とのコラボレーションを企画している。

  • 演出家 David J.PRODUCTION株式会社 山田 淳也

    演出家
    David J.PRODUCTION株式会社
    山田 淳也

    2024年 第2回 富士山花火 vs スピードウェイ 2024 寄稿

    美しく雄大で、私たち日本人にとってかけがいのないものであり、
    古くから詩に読まれ、絵画に描かれ、美的芸術的観点でも象徴であり、
    また信仰の対象でもある富士山。
    我々日本人の心の故郷とも言えるこの霊峰・富士の麓で、
    春の訪れと共に行われる本格的な花火エンターテイメントです。
    日本有数の花火師を招聘し、伝統文化としての奉納花火を現代的に表現。
    目指すのは、単なる打ち上げ花火にとどまらない、『気』のこもった花火。
    実況にはレジェンド・古舘伊知郎を起用。「花火の実況」という
    未開の地を切り開いた前回をさらにバージョンアップさせて、
    みなさんを新たな物語の世界へと誘います。
    名作と呼ばれる文学作品にインスパイアされた“テーマ型”花火は、
    「愛」にまつわる音楽に乗せてお届けします。
    テーマは毎年進化していきますが、
    今年は観終わった観客のみなさんに「愛」が残るよう、
    このショーを創り上げていきます。
    富士のパノラマに広がる空(宇宙)を舞台に、
    花火とクルマと音楽と実況が紡ぐストーリー、
    そして都会ではみられない唯一無二の近距離で花火が味わえる
    “劇場型花火”の世界を、ご期待ください。

    Profile

    世界最大の演劇祭エジンバラ・フェスティバル・フリンジにて舞台作品「THE SAKE』を発表し、5つ星を獲得。
    近年は活動をアジアに広げ、アリババグループの中国最大ECサイト「TMALL」によるメガファッションショー「TMALL COLLECTION」の総合演出を務める。
    国内では「東京花火大祭 ~EDOMODE~」「初音ミク × 鼓童スペシャルライブ」大沢たかお主演舞台「INSPIRE 陰陽師」も手掛け、伝統芸能、音楽イベント、花火演出、格闘技、演劇、文化イベント等、様々な分野の大型エンタテイメントに活動の幅を広げている。davidjpro.com/

  • 花火師 株式会社イケブン工場長 上田昇弘

    花火師
    株式会社イケブン工場長
    上田昇弘

    2024年 第2回 富士山花火 vs スピードウェイ 2024 寄稿

    昨年、富士スピードウェイで開催した富士山花火が終わった後から、ずっと心待ちにしていました。1.5㎞のホームストレートを花火とスポーツカーが駆け抜けた瞬間の爽快感は忘れられません。車の駆け抜ける音、振動、花火が打ち上がる炸裂音、夜空を彩る天空のキャンバス。全てが一体となった瞬間に心をつかまれたような感覚がありました。

    また、これまで花火大会にあまり良いイメージがなく、足を運ばなかった方にとっても是非来ていただきたい魅力がたくさんあります。お手洗いや子どもをケアするスペースの充実、ゆったりと座れる観覧エリア、キャンプやドライブインなど、それぞれのスタイルに合った花火鑑賞を選んで楽しめます。

    2度目の開催でパワーアップした花火をご披露いたします!
    富士スピードウェイで開催するからこそ、御覧いただけるモータースポーツと花火の競演、広大な敷地を最大限に活用して打ち上げられる花火の数々。ここでしか味わえない感動を是非一緒にご体感ください。

  • モータージャーナリスト 堀江史朗

    モータージャーナリスト堀江史朗

    2022年 第1回 FUJI MOTORSPORTS FOREST Fireworks by 富士山花火 寄稿

    会場となる富士スピードウェイはFIA(国際自動車連盟)の定めるサーキット規格「グレード1」を取得する優れたレーシングコース。特に1,475mもある世界でも有数の長いストレートコースはグランドスタンドで観る者を魅了してきた。
    「FUJI MOTORSPORTS FOREST Fireworks by 富士山花火」は夕暮れを待ち、富士山と花火の荘厳なコラボレーションで幕が切られるが、その前に会場を訪れた方々を楽しませてくれるユニークなコンテンツが用意されている。それがスポーツカーやレーシングカー、クラシックカーなどによるサーキット走行である。富士スピードウェイを花火の会場として選んだ以上、そこに「走る芸術」を用意することは企画段階から折り込み済み。花火が始まる瞬間までエンジンサウンドとクールな走りで観客の皆さんを楽しませてくれるはずだ。
    まずはパレード。英国を代表するスポーツカーメーカー、アストンマーティン45台が走り始める。707馬力エンジンを搭載する最新スーパーSUV、DBX707をはじめ、DBX、DB11、ヴァンテージなどが爆音を轟かせて疾走する。次はランボルギーニだ。イタリアが誇るこの「猛牛」ブランドからはウラカン、アヴェンタドール、ウルスなど、最新スーパーカー45台が御目見えする。また同じくマセラティも今年も花火大会のパレードに参加。歴史あるスポーツカーブランドとして、ギブリ、クワトロポルテ、レヴァンテなど30台が登場して、全長4,563mもある大きな富士スピードウェイを所狭しと走り過ぎていく。

    次に控えるポルシェ300台のパレードは圧巻だ。イベント広場に集まった1950年代から最新型までのポルシェがホームストレートをくぐってパドックに集結してくる。すでに70年以上を経たクラシックな356から、王道の911シリーズ、FRの944や928、ボクスター。ケイマン、そしてSUVのカイエン、マカン、EVのタイカンに至るまで、ポルシェのすべてが観られる貴重なパレードが展開される。

    さらに注目して欲しいのは演目中で飾られる特別なマシンと花火のコラボレーションである。1.5km近いストレートを特殊効果花火とマシンが並走するという演出である。そこに登場するのは滅多に見られない貴重な車種ばかり。たとえばアストンマーティン ヴァルキリーAMR Pro。V12気筒6500ccエンジンは1014馬力を発揮。すでに富士でテストをしたときは軽く300km/hを超える実力だ。価格は明らかにされていないが約5億円以上と推察される。同じく超希少なブガッティやパガーニというハイパーカーの登場も期待できる。富士にゆかりの深いポルシェ911CUPカーや、あえて爆音のないEVでのローンチスタートなども見どころたくさん。これらの競演が視覚聴覚的な刺激を与えてくれた後、盛大に大輪の花火が打ち上がる。実際に目撃した人にしかわからない感激。ぜひ会場でお会いしましょう!

    Profile

    ニューモデルの試乗発表会やクラシックカーイベント取材のため世界中を駆け巡るモータージャーナリスト。
    特にクラシックカーやハイパーカーによるロードトリップやイベント取材で豊富な経験を持ち、それをベースにした企画編集に長く携わってきた。
    現在は英国で発行されるクラシック&パフォーマンスカー誌“Octane”と提携し、2013年よりオクタン日本版の編集発行人を務める。
    元日本カー・オブ・ザ・イヤー副実行委員長、現日本ボート・オブ・ザ・イヤー副実行委員長。

事業者概要

名称
富士山花火実行委員会株式会社
代表者
実行委員長 畑 道纓
所在地
静岡県御殿場市川島田191-1-A
URL
https://fujisanhanabi.com/

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■一般のお問い合わせ:info@fujisanhanabi.com
■メディア関係の方々:fmsf@high-light.co.jp
■協賛・ご寄付に関するお問合せ:partner@fujisanhanabi.com
■チケットに関するお問合せ:ticket@fujisanhanabi.com
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富士山花火 VS スピードウェイ 公式サイト